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仮想通貨時代の 物々交換

Byソカベユウキ

2018.03.01, 10:24 PM

Photo by Antana

 

 

1 キャバ嬢とアフターの最中に

やれビットコインだ、ネムだ、リップルだと、その名前を聞かない日はないこの頃。

「仮想通貨」は世界を変え、ブロックチェーンは人類を次のステージへ向かわせるのだろうか。無論、私にはわからない。

幸いにも、コイン○ェックには私財は一切投入していなかった。(登録だけはしていた。危なかった)

 

もうちょっとだけ続けてみる。

メディアイメージでは、投資の面だけが過剰にフォーカスされている感じだが、仮想通貨の本来の価値や存在意義をよくわかっていない人が多い。

今までの国が発行する中央集権化された「貨幣」は、日銀やFRBなど中央銀行が供給量をコントロールできる。

でも、ビットコインは国が管理しない、非中央集権化された「通貨」。人類史上初めての、インターネット上で、世界中の人々によって維持管理される、世界中の人が平等に使えうる可能性を持ったお金なのである。

 

おお、なんだかアナーキーな感じがする。

いい、いいぞ、ビットコイン。イーサリアム、万歳ぃ!!…

 

閑話休題。

本企画は、そんな仮想通貨による革命前夜的今日この頃において、「億り人」が跋扈する街、六本木を舞台に、ハートウオーミングな物々交換物語をお届けする連載である。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

私は先日、久々にキャバクラに行った。

30代独身男性特有の、終電を逃した後のノリで、だ。

客引きのお兄ちゃんとのストリートでのハードな交渉の末、「603000tax込み込み」という割と破格の条件を勝ち取り、友人数名と六本木のとある店になだれ込んだ。

 

 

そこでのことは詳しく書かないことにする。
ドレスを着た女性と横並びに座って、60 分間、只お酒を飲みながら会話を普通に楽しんだ。 それ以上でも、以下でもございません。

 

さて、店を出てからが困った。始発まではまだまだ時間がある。

1人は家が埼玉なので、タクシーだと1万円近くかかってしまう。私は2,000円で帰れるのだが、共に合意の上で終電を逃し、キャバクラでの60分間を過ごしあった仲だ。男の友情とやつも自然発動するものだ。

 

ひとまず、24時間営業の中華料理屋「中華茶房8(エイト)」に入って飲み直すことにする。深夜の六本木で路頭に迷ったら重宝する店だ。

店に入って、反省会的なうだつの上がらないボーイズトークをだらだらと垂れ流していると、友人の1人が悲鳴混じりに声をあげた。

 

「さっきの子、もう仕事上がったから飲みに来るって」

 

さっきの子、とはつまりキャバクラ嬢のことである。

飲みに来る、とはつまり “アフター”と言うやつである。

 

…で、でかした!!! かくして、 私たち30代独身男子は源氏名「まりあちゃん」を嬉々として、あくまでも紳士的に円卓に迎え入れたのだ。

 

ちなみにこのまりあちゃん、半年前に山梨から東京に出てきたそうなのだが、歌手を目指していると言う。何曲かすでにレコーディングしていて、「Ms. baby」という名前で活動を始めようとしているそう。R&B的なシンガーを目指しているけど、好きなアーティストは「ONE OK ROCK」。(ニッコリ)

でも、ちょっと「Ms. baby」って、「Mr. Children」の第二形態みたいだね、と言うと、やっぱり改名しようかと本気で悩ませてしまったようだった。

とにかく「Ms. baby」、要チェックです。

 

そして、これは好機と、今回の物々交換の話をしてみることに。

あんまり話はよくわかっていないようだったが、快く交換してくれたので、ここにご報告するとしよう。

(ちなみにまりあちゃんは無事始発で帰したので。ミレニアル世代は野暮に口説いたりはしないのだ。“ダサい”のが怖い世代なのだ。たぶん。)

 

 

 

【私ソカベの交換したもの】

 

「沖縄で買ったキーホルダー:推定480円」

数年前、沖縄に旅行に行った際にお土産で買った逸品。小瓶の中に入っているのは、カラフルな砂。多分、瀬底島あたりの砂。なぜこれを買ったかは一切覚えておらず、沖縄がそうさせたとしか言えない。すべては、ここからはじまる・・・!

 

 

Ms.baby a.k.a.まりあちゃんに交換してもらったもの】

 

「ボールペン:推定0円」

曲を作ってくれた作曲家にもらったというボールペン。「ノックする部分がフワフワしていて最高に気持ちいいんだけど、しょうがないからあげる」とのこと。電車の中で歌詞を思いついたら書き留めたり、お客さんにドリンクを奢ってもらった際にボーイに渡す付箋にレッドアイなり飲みたい物を書くときに重宝したと思われる。「ENERGY」という力強いメッセージと、エルメスのスマホケースとのさりげない同色コーデに確かなセンスを感じ、きっと数年後、グリーンルームなどのステージに彼女が立っている姿を想像させる逸品。

 

 

このENERGYペンが、次はどんなものと交換されるのか、、、

仮想通貨の変動並みに、こうご期待!!

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