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現地現物現実-ROPPONGI-

By燕麦

2018.03.01, 8:08 PM

訳あって六本木へいくこととなった。

 

生まれてこの方六本木という街へはほぼ行ったことがない。

自分とは無関係な土地であると定義づけてしまっていた。

 

ある程度の気構えは必要だと思い、スマートフォンの検索窓をたたいた。

 

【六本木 名所】

 

インターネットは便利で、何でも教えてくれる。

 

六本木ヒルズでショッピング。

眠らない街、六本木。

大人のデートを六本木で。

 

六本木のイメージが出来上がってきた。

 

【夜】【恋】【輝】

 

 

いやいや、百聞は一見にしかず、

物事は現地現物現実の3現主義である。

 

電車で行けばよいものの、あえて、居住している杉並区から自転車にまたがり井の頭をひたすら走った。環状八号線をまたぎ、甲州街道をわたり、環状七号線を抜けたあたりから、六本木に対する感情がザワザワと沸き上がってきた。

 

代々木上原の坂を下り、JASRACが見えたあたりで、和田アキ子のよくやるねを鼻歌でうたってみた。

 

 

恋人をなくしても

飯倉片町あたりじゃ

明日には別の人

私もよくやるね。

 

 

派手な女連れてたと

飯倉片町歩けば

噂なども耳にする

あたしもよくやるね。

 

 

 

あぁ六本木はやっぱり派手で、恋の街なんだなぁと。

 

代々木公園の坂を一揆に駆け上がり、レアスニーカーの抽選券を待つ行列を横目に表参道を駆け抜ける。青山をぬけ、いよいよ六本木に入った。

 

たまたま見つけた駐輪場に自転車を預け、街をぶらぶらしてみる。

 

あまりにも有名な交差点では、色んな言語が飛び交っていた。

刹那的な出会いと、瞬間的な楽しみを爆発させていた。

 

あぁ六本木はやっぱり派手で、恋の街なんだなぁと。

これまた有名な芋洗坂を下ってみる。

 

イメージ通りのギラギラした世界に、ぼんやり青白くひかる店を見つけた。

 

六本木のそれではなく、私のイメージ通りの花屋がそこにはあった。

どこか懐かしく、人懐っこい、街の花屋である。

 

男の若者が店主に相談している。店主は少し考えた仕草を見せ、徐に花を見繕っていく。綺麗な赤い花束が出来上がった。

若者は花束を片手に、芋洗坂を上り、キラキラした六本木へ歩いて行った。

 

 

 

店主が、花を持たせた。

若者はきっと幸せな明日をつかむ為に花を買った。

どこの町にもある風景だが、六本木の花屋には恋があふれていた。

 

インターネットは教えてくれない事を、現地現物現実は教えてくれる。

 

そのままフラフラと六本木の街を徘徊していると、いつしか朝を迎えていた。

 

キラキラした六本木に出会った。

 

 

 

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